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夏「さやいんげん」

若いいんげん豆を早どりし、豆が未熟なうちにサヤごと食べるのが「さやいんげん」。夏が旬の黄緑色野菜です。“いんげん豆”の名前は、江戸時代に中国の僧・隠元禅師によって伝えられたことから付けられたと言われています。栽培期間が短いのが特徴で、1年で3回収穫できることから「三度豆」と呼ぶ地域もあるのだとか。

『あぐりパーク食彩村』では、6月くらいから店頭に並び始めます。味にクセがなく歯ごたえも良いので、定番のごま和えやおひたしに、煮物に、ソテーして付け合わせに、彩りを生かしてサラダに、など、和食・洋食問わずさまざまな料理に使えるたいへん便利な食材です。

以前は「さやいんげん」に筋があるのが当たり前でしたが、最近では筋なしの品種も増えて下拵えも簡単に。筋なしのものは、ヘタを5mm程度切り落とせばOK。塩をまぶして板ずり(まな板の上で転がす)をすれば、生毛が取れるだけでなく青くささもなくなり、茹であがりが色鮮やかになるのでおすすめです。

栄養価も高い「さやいんげん」。免疫力アップが期待できるβカロテンは炒め物など油と一緒食べることで吸収率が高くなります。
その他にも夏バテ防止などのうれしい栄養素を豊富に含んでいるので、ぜひ旬のこの季節にたっぷりいただきましょう。

成熟した「いんげん豆」はスイーツに

若いいんげん豆をサヤごと食べるようにしたのが「さやいんげん」。では、中身の豆が成熟したものは?成熟した「いんげん豆」はまた違った場面で登場。代表的な品種は、みなさんお馴染みの金時豆やうずら豆など。煮豆や甘納豆、和菓子といったスイーツに使われています。

【栄養価】

βカロテン、ビタミンB群、カリウム、食物繊維、アミノ酸など。

【効用】

夏の元気をサポートしてくれる黄緑色野菜。生活習慣病の予防や免疫力アップも期待できるβカロテン、糖質や脂質の代謝を助けるビタミンB群、むくみ解消に効果的なカリウムなど、うれしい栄養素が豊富です。若いサヤには夏バテ防止や疲労回復に役立つアスパラギン酸、リジンといった必須アミノ酸なども含まれています。

【見分け方】

まっすぐに伸びてハリがあり、緑色の濃いものを選びましょう。先端の部分がピンとしているものが新鮮です。中の豆が大きくなり過ぎて、外にぼこぼこと浮き出ているものは避けてください。全体が細めのものの方が食感が硬過ぎないのでおすすめです。

【保存方法】

乾燥しないようにキッチンペーパーなどにくるんでビニール袋に入れ、冷蔵庫の野菜室へ。向きを揃えてヘタを上にするようにして、立てて保存すると良いでしょう。低温に弱い野菜なので早めに食べ切って。かために塩茹でして、しっかり冷ましてから保存袋に入れれば冷凍保存も可能です。

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