旬のおすすめSEASONAL SPECIAL
梅酒や梅シロップ、梅ジュースなどに加工されることが多い「青梅」。店頭に並ぶ『翠香(すいこう)』はフルーティーな甘い香りが特長。香りにこだわる方にはおすすめの品種です。一方『露茜(つゆあかね)』は色に注目。梅は熟すと黄色になるのですが、『露茜』は皮も果肉も紅色に。美しい虹色の梅酒や梅ジュースが楽しめます。
梅酒は「青梅」で、梅干しは完熟梅で、などと言われてきましたが、最近では「青梅」でかための梅干しを作ったり、さわやかな風味の梅ジャムを作る方たちも増えているのだとか。お好みの色・かたさでオリジナルの梅の加工品を作ってみてはいかがでしょう。
クエン酸、リンゴ酸、カリウム、βカロテンなど。
クエン酸やリンゴ酸には疲労回復、食欲増進などの効果があるだけでなく、カルシウムや鉄分などの吸収を助ける働きも。ナトリウムを排出して血圧調整に働くカリウム、免疫力を高める効果が期待できるβカロテンなどもバランス良く含んでいます。
皮にハリがあり、傷のないものを。変色しているものは避けてください。鮮やかな緑色でツヤのあるものを選びましょう。実の部分がかたく引き締まって、粒が揃っているかどうかもチェックポイント。梅酒や梅ジュースには、果肉や果汁がたっぷり含まれた大きいサイズがおすすめです。
日持ちしないので購入後は早めに加工しましょう。すぐに加工できないときは新聞紙など包んで冷暗所へ。冷蔵庫での保存は、低温障害でシミやシワが出てきてしまうので必ず野菜室へ。それでも数日が限度です。冷凍保存する場合は、先に水に浸けてアク抜きをしヘタを取り除いてください。使う時は自然解凍で。