ニュース配信

旬のおすすめ

旬のおすすめSEASONAL SPECIAL

バックナンバーはこちら

春「タラの芽」

独特の風味とコク、ふっくらとした形、もっちりホクホクとした食感。食卓に待ち遠しかった春の訪れを告げる「タラの芽」は、“山菜の王様”と呼ばれています。『あぐりパーク食彩村』の店頭にも「タラの芽」が登場する季節となってきました。

タラノキの枝先に伸びてくる新芽の部分が「タラの芽」。桜の咲く頃に芽吹いて、山野に季節の変わり目を実感させてくれる春の使者でもあります。最近ではハウス栽培も増えてきましたが、年に一度だけ味わえる天然の「タラの芽」は、風味や味わいはひときわ野趣あふれるものとなっています。

苦味がちょっと・・・という方は、若い芽を選ぶと柔らかくてクセがなく食べやすいかもしれません。ただし、アクを抜きすぎると大切な栄養成分が流れ出てしまうことも。適度なアク抜きがおすすめです。

一番のおすすめ料理は、やはり定番の天ぷら。油で揚げることで苦味がやわらぎアクは却って旨味に感じられるように。もちろん、ほろ苦さを味わうおひたしや胡麻和えも人気です。バターで炒めたり、マヨネーズを加えたり、洋風レシピでいただくのもおすすめ。ぜひいろいろな味にチャレンジしてみてください。

春の皿には苦味を盛れ

春は苦味の季節。古くから、山菜などの苦味食材が、冬の間身体に溜め込んだ老廃物を外に出す助けをしてくれると考えられていたからです。実際に「タラの芽」などに含まれる苦味成分・ポリフェノール類は新陳代謝を促してくれるのだとか。山菜でデトックス、いかがですか。

【栄養価】

カリウム、ビタミンE、葉酸、食物繊維など。

【効用】

ナトリウムを排出して血圧調整に働くカリウムのほか、抗酸化作用のあるビタミンEも豊富です。山菜独特の苦味の成分はポリフェノールの一種で、活性酸素を抑えてストレス改善の効果も期待できるとか。苦味が気になるからと言って、アクを取りすぎないようにご注意を。

【見分け方】

成長するにつれて風味や苦味が増してきますので、好みによって選びましょう。芽のつぼみ部分が少し開いて3〜5cmくらい伸びたものは、アクが少なく食べやすいと言われます。しっかりと山菜の風味を味わいたい方は、葉が少し開きかけたものを選ぶとよいでしょう。

【保存方法】

キッチンペーパーや新聞紙にくるんで、穴を開けたビニール袋に入れて野菜室へ。風味を損なわないためには2〜3日の保存が限度です。冷凍する場合は、下処理をして固めに茹でてから小分けにすること。苦味が強くなりますが2〜3週間程度は保つでしょう。ただし、山菜は風味が命。できるだけ新鮮なうちに食べ切るようにしましょう。

バックナンバーはこちら

pagetop