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秋「落花生」

秋になると出回る生の「落花生」。バターピーナッツなどは1年中いただけますが、茹でたてのホクホクしたした食感を楽しめるのは今の季節だけ。『あぐりパーク食彩村』の店頭でも、地元ファーマーズが栽培した殻付きのものが店頭に並びます。

木の実(ナッツ)のイメージがあるかもしれませんが、実はマメ科の植物。南米アンデス地方が原産と言われ、花が咲いた後に地面に落ちて土の中で実ができるため「落花生」と呼ばれているそうです。南京豆と呼ぶこともありますね。

生の「落花生」が手に入ったら早速塩茹でを。殻のまま水洗いしたら、海水と同じ位の濃度の塩水(約3%)を豆がかぶる位入れ、30〜40分ほど茹でます。火を止めて好みの硬さになるまで蒸らしたらザルにあげて出来上がり。圧力鍋を使えば10分ほどで茹で上がります。ホクホクで甘みもあり、やみつきの美味しさです。

高カロリーで脂質が多い食材ですが、小さな豆には私たちにうれしい栄養素がいっぱい。不飽和脂肪酸であるオレイン酸、薄皮に含まれるポリフェノールの一種であるレスベラトロールなど、動脈硬化や老化を予防する効果も期待できるそうです。ただし食べ過ぎは禁物。アレルギーにもご注意くださいね。

お酒のツマミの定番。納得の栄養素

「落花生」に含まれるビタミンB群。その1つ『ナイアシン』はアルコールの代謝を助け二日酔いを予防する効果があるのだそうです。お酒のツマミとして定番中の定番「落花生」。美味しさや食感だけでなく、栄養素としても理にかなっていると言えそうですね。

【栄養価】

ビタミンE、ビタミンB群、オレイン酸、食物繊維など。

【効用】

脂質を多く含みますが、オレイン酸などの不飽和脂肪酸の割合が高く、悪玉コレステロールを抑えたり動脈硬化を予防する効果が期待できます。また、茶色の薄皮にはポリフェノールの一種であるレスベラトロールが豊富。強い抗酸化作用を持ち、若々しさを保つ成分として注目されています。

【見分け方】

殻がきれいだからといって美味しいとは限らないのが「落花生」の見分け方の難しいところ。殻の網目がくっきりしていて、豆が大きすぎないものがおすすめです。土の付いた状態は問題ありませんが、殻が黒く湿っていたり穴の空いているものは避けましょう。

【保存方法】

生で保存する場合は、殻つきのままビニール袋に入れ冷蔵庫の野菜室へ。ただし脂肪が酸化して風味が落ちるので、なるべく早く食べきりましょう。塩茹でしたものは殻付きでも、殻をむいた状態でも冷凍できます。解凍する際は、湯に入れたり、自然解凍で。レンジで1〜2分加熱するのもOK。

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