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夏「ゴーヤ」

独特の苦味が夏にぴったりの野菜「ゴーヤ」。沖縄地方では古くから食べられてきましたが、1990年代頃から全国的に普及しました。実は豊橋市周辺でも生産されており、『あぐりパーク食彩村』店頭にも新鮮でみずみずしい「ゴーヤ」が並びます。

和名はその味のとおり「にがうり」。つる性の植物で、建物の壁を覆うように育てることで窓からの暑い夏の日差しをさえぎってくれることから、“緑のカーテン”として公共施設や学校、家庭などでも盛んに栽培されています。

苦味成分に健胃作用があると言われる「ゴーヤ」ですが、苦いのはちょっと苦手という方は、薄くスライスして塩もみするか、熱湯でさっと下茹ですると効果的です。また、油で炒めることで苦味がマイルドになることも。マヨネーズやごま油などの調味料であえたり、うまみの強いツナ缶やかつお節などと混ぜてみるのもおすすめです。

また、ワタの部分にはビタミンCやミネラルが豊富なので料理に活用してはいかがでしょう。そのまま輪切りにして天ぷらや素揚げにしたり、スープや味噌汁に入れたり。夏のパワー野菜「ゴーヤ」の美味しさをと栄養を余すところなくいただきましょう。

未熟なうちが食べごろです。

私たちが普段いただいている緑色の「ゴーヤ」は熟す前の状態で収穫されたもの。「ゴーヤ」は未熟なものが食べごろなのです。そのまま成長を続けると黄色に変化して柔らかくなり、苦味は少なくなるものの食用にはあまり向かないのだとか。栽培している方は収穫時期にご注意を。

【栄養価】

ビタミンC、カリウム、モモルディシン(苦味成分)など。

【効用】

夏野菜の中でもビタミンCの含有量が多いのが特徴。火を通しても壊れにくいのでチャンプルーなど炒め料理に最適です。苦味成分のひとつモモルディシンは、胃液の分泌を促すなど食欲増進が期待できるとされています。夏バテで食欲が落ちる季節には、まさにぴったりの食材ですね。

【見分け方】

あざやかな緑色でハリとツヤがあり、突起がつぶれておらずしっかりしたものを選びましょう。ずっしりと重量感のあるものがおすすめです。十分に熟す前の緑色の濃い方が苦味が強く、成熟した色の薄いものは苦味が少なくなると言われています。

【保存方法】

常温での保存はNG。ポリ袋などに入れて冷蔵庫の野菜室で保存します。すぐに使わない場合は、種とワタを取り除きキッチンペーパーをかぶせてラップで包んで野菜室へ。冷凍する場合はやはり種とワタを取り、さっと塩茹でしたり軽く炒めてから保存しましょう。解凍せずにそのまま料理に使えます。苦味を生かす場合は、薄くスライスして生のまま冷凍して調理してもOKです。

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