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冬「ポインセチア」

クリスマスシーズンに欠かせない装飾のひとつ「ポインセチア」は、赤と緑の色彩が特徴の鉢花。家の中に置くだけで華やかに冬の季節を彩ってくれます。花の生産量が日本一の愛知県の中でも、『あぐりパーク食彩村』の地元・田原市は、「ポインセチア」の指折りの産地です。

田原市の花農家では、8月から10月頃にかけて「ポインセチア」をシェードで覆う作業を行います。これは、「ポインセチア」が日照時間が短くなると色づく短日植物のため。人工的に光を遮ることで、色づきや出荷時期を調整しているのだそうです。おなじみの赤色が定番ですが、品種によってはさまざまな色合いも登場。ピンク、オレンジ、白、黄色、ブルー、紫色なども栽培されています。

赤い花のように見える部分は、花びらではなく苞(ほう)と呼ばれ、葉が変色したものなのだそうです。本当の花は苞の真ん中にある小さな黄色い部分。店頭で「ポインセチア」を見る際には、小さな花の部分もチェックしてみてください。

花が枯れても、上手に管理すれば翌年も花をつけることも。季節に合わせた水やりなどに気をつければ、育てるのもあまり難しくない植物と言われます。来年のクリスマスに自分で育てた「ポインセチア」をお部屋に飾ってみるのも素敵ですね。

【選び方】

下葉に張りがあり枚数の多いもの、茎が太く株のしっかりしているものを選びましょう。苞の部分の色が鮮明でよく色づいているものがおすすめです。葉にシミや傷がないか、虫などが付いていないかをチェックして。

【基本の育て方】

  • 実は寒さに弱い「ポインセチア」。冬に買って来た鉢は室内の10〜25℃くらいの日当たりの良いところにおきましょう。暖房器具の温風があたらないように注意して。
  • 土が乾いてから水を与えましょう。特に冬の間は水をやり過ぎず、乾かし気味に管理するのがコツです。
  • 暖かくなったら屋外で日光に当てましょう。3月から5月頃を目安に植え替えと切り戻しを行います。根元から15〜20cm程度に切り詰めて植え替えます。
  • 6月頃を目安にさし木を行います。葉は2〜3枚残して先端から10cmくらいのところでカット。白い液を洗い流してから、さし木用の土にさして下さい。
  • 白い液に直接触れるとかぶれることもあるのでご注意を。子供やペットが誤って口にしないように、置き場所に気をつけてください。
  • 9月から11月頃に短日処理を行います。夕方5時頃から翌朝8時頃まで、段ボールなどで「ポインセチア」を覆います。苞が色づくまで続けましょう。

食彩村での店頭販売

道の駅Tomate(トマッテ)内の『食彩村花マルシェ』では、色あざやかな「ポインセチア」が花盛り。田原市などの生産者の皆さんが直接出荷しているので、価格もとてもお値打ちで良い品揃い。
見るだけでもクリスマス気分が味わえます。ぜひお立ち寄りください。

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