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冬「れんこん」

おせち料理や慶事の席に欠かせない野菜「れんこん」。穴がたくさん空いていることから、向こうがよく見えて「将来の見通しがきく」という意味が込められている縁起物です。切り方や加熱の仕方でシャキシャキ、ホクホク、もっちり等、いろいろな食感が楽しめるバラエティ豊かな食材でもあります。

シャキシャキとした歯ごたえを楽しみたい場合は、薄く切って酢の物やサラダに。酢水につけたり、茹でるときに酢を加えるとシャキシャキ感がアップ。変色も防ぐことができます。ホクホクした美味しさを味わいたいときは、乱切りにしてゆっくり加熱して煮物に。ただし、酢水につけると煮てもホクホクにはならないので、ご注意を。

すりおろすととろみがつくのも「れんこん」の特徴です。とろとろのあったかスープは冬のごちそうに。また、水分を切ったねばりのある状態でモチモチの「れんこん餅」にするのもおすすめ。しほり汁は捨てずにお湯で割って、はちみつなどを混ぜて飲めば、咳止めや喉のケアにも活用できます。

『あぐりパーク食彩村』では、毎年この時期になると、田原市の出荷者が「洗いれんこん」を大量に出荷してくれます。今年も調理のしやすいカットした「れんこん」が店頭にたくさん並んでいます。シンプルな見た目ながら、栄養豊富な冬の野菜。ぜひチェックしてみてくださいね。

「れんこん」は蓮の根じゃない?穴はなぜ空いている?

漢字で『蓮根』と書くことから、蓮の根だと思っている方も多いかも。実は私たちが食べているのは根ではなく茎。地下茎が大きくなったものです。また、あの穴は生きるための重要な器官。泥の中で育つ「れんこん」が呼吸するための通気口なのだそうです。穴の数は8個が一般的と言われますが、個体差があり9〜11個程度とばらつきがあるようです。

【栄養価】

ビタミンC、カリウム、カルシウム、鉄、銅、ビタミンB1・B2、食物繊維、タンニンなど。

【効用】

「れんこん」は、ビタミンCやミネラル類を豊富に含むうれしい野菜。ポリフェノールの一種であるタンニンも多く含み、抗酸化作用や消炎作用によって胃腸の消化を助けます。昔から咳止めに「れんこん」をすりおろしたものが使われるのも、このタンニンの消炎作用を利用した先人の知恵です。

【見分け方】

ふっくらと厚みがあり、手に取ったときにずっしりと重みのあるものを選びましょう。表面に色むらや傷がなく、ツヤのあるみずみずしいものがおすすめです。切ってから時間が経つと変色しやすいので、カットされているものは、断面や穴の中が黒ずんでいないかどうかチェックを。

【保存方法】

カットされているものは、切り口を空気にさらさないようにラップでぴったり包んで野菜室へ。皮をむいた「れんこん」は水を入れた密閉容器に入れて冷蔵庫で保存を。どちらも数日で食べきるようにしましょう。一節丸ごとのものは、濡らした新聞紙にくるみポリ袋に入れて冷暗所か野菜室で保存します。

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