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新しい野菜のように感じられる「グリーンアスパラガス」ですが、実は江戸時代にオランダ人によって日本に伝えられたのだそうです。最初は鑑賞用だったのだとか。その後、北海道で食用としての栽培がはじまり、1970年代頃になって日本全国の食卓で食べられるようになりました。
「グリーンアスパラガス」はアクの少ない野菜なので、茹でるときは少なめのお湯でOK。長いままで茹でる場合にはフライパンを使うと便利です。ただし、しゃっきりした食感を残すように、茹ですぎに注意してください。節に付いている『はかま』は、新鮮なものならやわらかいので、そのまま調理しても大丈夫です。
アスパラギン酸、カロチン、ビタミンB群、ビタミンE、葉酸、ルチンなど。。
カロチンやビタミンを多く含む「グリーンアスパラガス」。必須アミノ酸の一種でアスパラガスから発見されたアスパラギン酸は、疲労回復や美肌効果が期待できます。また、穂先には血管を丈夫にし、高血圧や動脈硬化を予防するといわれるルチンが含まれています。
茎が太くてまっすぐ伸びたものを選びましょう。茎が細すぎるものは、筋ばっている可能性も。あざやかな濃い緑色でハリがあるものがおすすめ。穂先が固く締まっていて、切り口がみずみずしいかどうかが、新鮮さのチェックポイントです。
乾燥しやすく鮮度が落ちやすいので、なるべく早く食べましょう。冷蔵庫で保存する場合は、ビニール袋などに入れて、穂先を上に立てた状態で野菜室に入れてください。新鮮なうちにさっと下茹でして、冷凍しておくのも便利ですが、数日のうちには食べきりましょう。