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秋「南瓜」

ホクホクとした食感と甘さが、大人にも子供にも人気の野菜「南瓜」。以前は水分が多く煮物に向いている日本南瓜が主流だったそうですが、昭和40年代頃から甘味の強い西洋南瓜の人気が一気に広まり、現在では日本の店先で見られるのはほとんどが西洋南瓜となっています。

ハロウィンのジャック・オ・ランタンや、シンデレラの馬車などでもおなじみの「南瓜」は、世界中で栽培されているポピュラーな野菜。漢方の世界では「南瓜」の種を『南瓜仁(なんかんにん)』と呼び、低血圧の改善に用いているそうです。体を温めて消化を消化吸収を促進する効果や、疲労感を感じるときにもおすすめの食材です。

『あぐりパーク食彩村』では、「えびす南瓜」「くり南瓜」「スクナ南瓜」「バターナッツ南瓜」など、さまざまな品種の南瓜が出荷され店頭に並べられています。大きな南瓜はカットして販売しているので、調理に便利とお客さまにも好評です。最近では、ハロウィン時期限定の食べられない南瓜も登場。秋の楽しいイベントに利用してみるのも楽しいですね。

煮物や天ぷらでいただくのが美味しい「南瓜」ですが、バーベキューや焼肉の付け合わせとして焼いたり、茹でてマッシュしたものをサラダに入れたり、パイやプリンなどのお菓子にしたり、レシピも自由自在。「バターナッツ南瓜」は滑らかな舌触りになるので、ポタージュにするのがおすすめです。

旬でなくても冬至に食べる?「南瓜」は長期保存でさらに美味しく

栄養価の高い「南瓜」は、冬至に食べると風邪をひかないと言われます。旬でもない冬になぜ?それは「南瓜」が保存のきく食材だから。しかも、保存しても栄養価が失われないうえに、追熟することでさらに甘みが増すというメリットも。江戸時代の人の知恵が生かされた習慣ですね。

【栄養価】

β-カロテン、ビタミンE、ビタミンC、カリウム、食物繊維など。

【効用】

抗酸化作用があり、免疫機能を高める効果があるβ-カロテンを豊富に含む緑黄色野菜「南瓜」。ビタミンE、ビタミンCも多く、アンチエイジングに欠かせない野菜と言えます。栄養素は皮に多く含まれるので、皮ごと食べられる調理方法がおすすめです。食物繊維でお腹もすっきり。

【見分け方】

皮がかたくて緑色が濃いもの、形が整っているものをまず選択。手に取って、ずっしりと重いものが良いでしょう。ヘタのまわりがくぼんで、ひびが入ってるのは完熟している証拠です。カット売りの場合は、果肉のオレンジ色があざやかで種がふくらんで詰まっているものを。

【保存方法】

まるごとの場合は常温保存OK。風通しの良い涼しいところであれば2ヵ月程度は保存できます。カットしたものはワタと種からいたむので、スプーンなどを使ってしっかり取り除き、ラップに包んで冷蔵庫の野菜室へ。ただし1週間以内で食べきるようにしましょう。

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