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冬「ごぼう」

しゃきしゃきとした歯ごたえと独特の風味の良さで、和食には欠かせない食材「ごぼう」。実は長い間食用として食べられていたのは日本だけで、中国やヨーロッパでは薬として使われてきました。現在では台湾や朝鮮半島でも食材として使われていますが、これは日本から伝えられたと言われています。

「ごぼう」の香りと風味は皮の付近に多く含まれているため、下ごしらえの際に皮をしっかりむき過ぎてしまわないように注意が必要です。タワシで泥や汚れなどを“こすり落とす”感じで。黒ずみが気になる場合は包丁の背でこそげ落とします。切った後は水にさらしてアク抜きするのが一般的ですが、水につけすぎると香りや栄養分も溶け出してしまうので、5分程度で充分。

きんぴら、炊き込みご飯、煮物、和え物、サラダ、揚げ物などなど、さまざまな料理に活躍する「ごぼう」。茎の付け根は歯ごたえがあるのできんぴらや煮物に。先の方は柔らかくて甘みがあるので和え物などに適しています。また、香りが強い食材なので、臭みが気になる青魚などと一緒に煮るのもおすすめです。

食彩村おすすめ

田原市・鈴木さんの「柔らかごぼう」
『あぐりパーク食彩村』では、土づくりからこだわって栽培する田原市・鈴木利充さんの「柔らかごぼう」を置いています。 太さは直径1.5cm〜2cmとしっかりしていますが、肉巻料理などで使う際に、下茹でしなくても柔らかく煮えます。 ぜひ一度味わってみてください。

ささがきで食物繊維が効率よく摂れる?

ごぼうのポピュラーな切り方、ささがき。この切り方は「ごぼう」に含まれる食物繊維を効率よく摂れるのだとか。その訳は『リグニン』という食物繊維は切り口が空気に触れるほど増えるから。切り口の面積が多くなるささがきは、食べやすさはもちん栄養面でも効果的なようです。

【栄養価】

食物繊維、マグネシウム、カリウム、カルシウムなど。

【効用】

水溶性、不溶性ともに食物繊維を多く含む「ごぼう」。腸を活性化して腸内環境を整えるため、便秘解消やコレステロール値の調整など生活習慣病の改善にも役立つと言われています。また、水につけておくと出るアクにはポリフェノール類が含まれています。

【見分け方】

乾燥しやすい「ごぼう」は、風味や鮮度が長持ちしやすい泥付きのものがおすすめです。均等な太さでまっすぐ伸びたもの、ひげ根の少ないものを選ぶと良いでしょう。洗ってあるものはヒビやシワがないかをチェックして。

【保存方法】

泥付きのものは新聞紙に包んで冷暗所に立てて保存します。洗ってあるものは、ラップなどに包んで冷蔵庫の野菜室へ。ささがきにして冷凍しておくのも、料理のときにすぐ使えて便利です。

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