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春「たけのこ」

春の味覚の代表選手「たけのこ」。土の中から顔を出すと10日ほどであっという間に竹に成長してしまうので、食べられる期間はほんのわずかです。ぜひ美味しい時期を逃さずに味わっていただきたい食材です。

一般に売られている「たけのこ」のほとんどは「孟宗竹(もうそうちく)」。実が白くて柔らかく、比較的“えぐみ”も少なくて甘みがあるのが特徴です。愛知県では、その他に「真竹(まだけ)」「淡竹(はちく)」が食用として使われています。

“湯をわかしてから掘りに行け”と言われるほど鮮度が大切な「たけのこ」は、新しいものほど柔らかく、味も香りも良いものです。『食彩村』で販売されている「たけのこ」の鮮度は抜群。というのも、店舗の周辺に山を所有している方などが、その日掘った「たけのこ」を搬入するから。まさに堀りたて新鮮!格別な美味しさをお楽しみください。

若竹煮、土佐煮、木の芽和え、たけのこご飯、青椒肉絲など、食べ方もいろいろ。新鮮な「たけのこ」なら、皮のままホイルに包んで姿焼きもおすすめ。これならアク抜きの手間もいりません。この時期だけの食感と風味をお見逃しなく。

ラップより優秀?皮は自然の包装資材

昔からおにぎりなどを包むときに重宝されてきた「たけのこ」の皮。この皮には殺菌や防腐効果があると言われ、強度がある上に通気性が良く水を通しにくいという特徴があり、食べ物の包装資材としてとても優秀です。竹皮で包んだままレンジでチンもOK。

【栄養価】

カリウム、チロシン、食物繊維、ビタミンEなど。

【効用】

塩分を排出するカリウムを多く含むので高血圧や生活習慣病の予防に効果が期待できます。整腸作用を助ける食物繊維も豊富。切り口に見られる白い粉はチロシンというアミノ酸の一種です。アミノ酸はうまみ成分であると同時に疲労回復の効果も。“えぐみ”が胃腸や肌に負担をかけるので食べ過ぎには注意が必要です。

【選び方】

日に当たって穂先や皮の色が濃くなるほど“えぐみ”が強くなるので、色の薄いものを選びましょう。ずんぐりとした形で、ずっしりと重みがあるものがおすすめ。皮にツヤとハリがあることもチェックポイントです。根元の赤いイボイボが少なことも確認して。

【保存方法】

「たけのこ」は時間がたつほど“えぐみ”が強くなってしまうので、買ったらすぐに皮ごと下茹ですること。茹でるときには米ぬかや米のとぎ汁と赤唐辛子を一緒に入れると“えぐみ”が抜けて美味しく仕上がります。すぐに使わないときは、水につけて冷蔵庫で保存。水を毎日取り替えれば5日くらいは持ちます。

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