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秋「ミニトマト」

一口サイズで可愛く食卓やお弁当を飾る「ミニトマト」は、豊橋市・田原市を代表する野菜のひとつです。そもそも愛知県は「ミニトマト」の収穫量全国第2位。さらに豊橋市・田原市の収穫量を合わせると、県内の「ミニトマト」のなんと80%以上のシェアを占めます。ここ『食彩村』のある愛知県東部は、全国的に見ても「ミニトマト」の主要産地ですね。

真っ赤に熟した様子は太陽を燦々と浴びた夏をイメージしますが、意外にも出荷のスタートは秋から。豊橋・田原エリアのミニトマトはほとんどがハウス栽培で、一般的に8月に苗を植えて9〜10月に実が採れ始めます。そこから翌年の6月くらいまで同じ木から実を続けて収穫するのだそうです。

「ミニトマト」とは品種の名称ではなく、果実の大きさによって付けられた総称で、1粒の重さが30gくらいまでのトマトを「ミニトマト」や「プチトマト」と呼びます。丸い形だけでなく、細長い形やいちご型をしたものなど、種類も豊富。以前ご紹介した「イエローミニトマト」のように、カラーバリエーションも増えて、見た目にも楽しい食材になっています。

近年は、より甘い果実への品種改良も進められていて、通常に比べて極力水を控えて栽培した高糖度の「ミニトマト」も全国規模で販売されています。小さい実の中にギュッと栄養が詰まっている野菜の優等生「ミニトマト」。そのまま生で、サラダで、手軽に食べられるのも魅力です。トマトが苦手な方も、フルーツ感覚でいただける「ミニトマト」の豊富な栄養で夏の疲れをいやしましょう。

トマトの元祖はミニトマト?

南米アンデスが原産地であるという説が有力なトマト。その原種は小粒な実をたくさん付けた現在の「ミニトマト」に近い形だったのでは、と言われています。この説が本当なら、「ミニトマト」が大玉トマトのご先祖ということになりますね。

【栄養価】

βカロチン、リコピン、ビタミンC、カリウムなど。

【効用】

赤い色素成分『リコピン』には、生活習慣病の原因となる活性酸素を消去する働き『抗酸化作用』があることが知られています。ビタミンやミネラルもバランスよく含んでいます。トマトの同じ成分が含まれていますが、ほとんどの成分で大玉トマトの栄養価を上回ります(100gあたり)。

【見分け方】

トマトと同じく、全体に色ムラがなくハリとツヤがあるものを選びましょう。ヘタがあざやかな緑色でピンとしっかりしているかどうかもポイント。傷があるかどうか、実が割れていないかもチェックして。

【保存方法】

水洗いし、水気をよく拭き取ってからビニール袋かプラスチック容器に入れて冷蔵庫の野菜室で保存します。早めに食べきるようにしましょう。冷凍しておくと水洗いで自然に皮がむけるので、マリネやゼリーなどに加工するのもおすすめです。

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