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冬「ブロッコリー」

愛知県は「ブロッコリー」出荷量全国第2位。中でも田原市、豊橋市は、温暖な気候をいかして県内でも中心的な産地となっています。本来の旬は晩秋から春先までですが、東三河エリアでは数十種類の品種を組み合わせて栽培することで、10月から6月頃までの長い期間出荷できるようにしています。

「ブロッコリー」は1980年代から日本の食卓に普及した比較的新しい野菜です。しかし、クセがなく食べやすいことから、サラダや炒め物、シチューなどの煮物にと、すっかり定着して大活躍するようになりました。あざやかな緑色や食べたときの歯ごたえが、食卓やお弁当箱の中を美味しく彩ってくれる優れものの野菜だといえますね。

さらに、100gあたりのビタミンCはレモン2個分の果汁に匹敵するなど、栄養価の高い野菜としても注目度の高い食材です。房の部分だけでなく、茎も栄養満点。皮を厚めにむいて薄切りにし、塩ゆでにしたり炒め物にしたりすると美味しくいただけます。最近では『ブロッコリースプラウト』という新芽にさらに高い栄養価があるとメディアで話題になりました。

サッと茹でただけでも甘みがあってやわらかい東三河エリアの「ブロッコリー」。栄養が逃げないように加熱し過ぎに注意して、旬の「ブロッコリー」を美味しく味わいましょう。

緑色のつぶつぶは“つぼみ”

「ブロッコリー」にたくさんついている緑色の小さなつぶつぶは、ひとつひとつが『花蕾(からい)』と呼ばれる花のつぼみです。収穫しないでそのまま栽培を続けると、黄色の花がたくさん咲くのだとか。最近では茎が長く菜の花のような形のスティックタイプのものも出ています。

【栄養価】

ビタミンC、カロチン、葉酸、鉄分、カルシウム、食物繊維など。

【効用】

風邪の予防や美肌に効果があると言われるビタミンCの含有量は野菜の中でもトップクラス。葉酸や鉄分など貧血予防にも良い栄養素も豊富です。ただし、加熱しすぎるとビタミン類などが失われるため、電子レンジを使うなど調理時間を短くする工夫を。

【見分け方】

房の部分がかたくしまって鮮やかな緑色のものがおすすめです。しっかりボリュームがあり、真ん中がドーム型にこんもりと盛り上がっているものを選びましょう。茎の切り口がみずみずしく、スが入っていないかもチェックポイント。

【保存方法】

「ブロッコリー」は鮮度が重要。日が経つと黄色くなって味も損なわれます。ビニール袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存し、1〜2日のうちに食べきるようにしましょう。かた茹でしてしっかり水気を切り、小分けして冷凍しておくと数週間程度は保存することができます。

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