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玉ねぎには“黄玉ねぎ”“白玉ねぎ”という種類はありますが、「新玉ねぎ」という品種は存在しません。1年中出回っている、いわゆる普通の玉ねぎは、収穫してから1ヶ月くらい乾燥してから出荷します。それに対して収穫後すぐに出荷するのが「新玉ねぎ」。乾燥させない分皮が薄く、実の水分が多くてやわらかいのが特長です。愛知県では主に「新玉ねぎ」が出荷されていて、豊橋でも盛んに栽培されています。
血液サラサラ効果が期待できる「新玉ねぎ」は、健康のためにもなるべく食べるようにしたい野菜です。生食以外では、栄養を残さず食べられるスープもおすすめ。もちろん、お味噌汁にも良く合います。焼き物では、バーベキューのアイテムとしても欠かせません。やわらかいので加熱時間が短くてすむのは助かりますね。「新玉ねぎ」自体に甘みがあるので、シンプルな味付けでもお料理が引き立ちます。春の味覚「新玉ねぎ」を美味しく味わいましょう。
硫化アリル(アリシン)、糖質、ビタミンB群、ビタミンC、カリウムなど。
涙の原因となる硫化アリル(アリシン)は、新陳代謝を促したり、血液サラサラ効果も期待できる優れた成分。熱に弱いので、生で食べられる「新玉ねぎ」は、効率よく硫化アリルを摂ることができます。
表面に傷がなくツヤがあるものがおすすめです。頭の方が柔らかくなっているものは、中が傷んでいることも。かたく締まっていて、手にとったときにずっしりと重みがあるものを選びましょう。水分が多いので、カビなどが生えていないかもチェックして。
「新玉ねぎ」は、普通の玉ねぎに比べて水分が多くて傷みやすいので要注意。ビニール袋に入れて必ず冷蔵庫の野菜室で保存してください。食べる期限は2〜3日が目安です。あまり日持ちがしないので、できるだけ早く、新鮮なうちに食べきるようにしましょう。また、水にさらし過ぎると栄養成分が溶け出てしまうので、2〜3分で水を切りましょう。