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春「花苗」

愛知県は、1962年(昭和37年)から現在まで花の産出額が日本一。田原市の電照菊やバラ、豊橋市の洋ランなどは全国的に有名ですが、その他にもデルフィニウム、スイートピーといった洋切り花、観葉植物、鉢花など、このエリアでの花きの生産はとても盛んです。

今回ご紹介するのは花苗。この季節「あぐりパーク食彩村」の店頭には「パンジー」「ビオラ」「ガザニア」「ニチニチソウ」「ガーベラ」などなど、色彩豊かな花苗が豊富に咲き揃っていて、ガーデニングファンでなくてもつい足を止めて見とれてしまいます。うれしいのは値段がとてもリーズナブルなこと。産地のメリットを活かしてお得に花苗を購入することが出来ます。

ガーデニング初心者には、種から蒔くよりも、すぐに植え付けができる花苗がおすすめ。庭の花壇で本格的な園芸を楽しむ事が出来ない場合でも、プランターで育てたり、ハンギングバスケットのように窓辺や室内で楽しむ方法もあります。数種類の花苗を選んでオリジナルの寄せ植えを作るのもおすすめです。初心者でも育てやすい植物、開花期が長い植物など、それぞれの特性を考えて、一年を通して花を楽しんではいかがでしょうか。

パンジー?ビオラ?

園芸店では区別して販売されているビオラとパンジー。実は分類学上はどちらもビオラ属の植物で同一のものです。一般に花径が5、6cm以上のものをパンジー、3、4cm以下のものをビオラと呼ぶようですが、明確な境界線はありません。現在は複雑に交配された品種が登場し、さらに区別が難しくなっています。

【選び方】

株元がしっかりして茎が太く、ズングリとしたものが丈夫な苗です。背の高いヒョロヒョロとしたものは避けた方がよいでしょう。葉の色つやが良く枚数が多いものを。葉をめくってアブラムシなどが付いていないことをチェックすることも大切です。

【基本の育て方】

  • 少なくとも半日以上日の当たる、風通しの良い場所で育てるのが基本。中には半日陰や日陰を好む草花もあります。
  • 土の表面が乾き始めたら、たっぷりと水を与えてください。ただし、水のやりすぎは根を腐らせる原因に。定期的な“乾湿”の繰り返しが大切です。
  • 肥料は定期的に与えましょう。葉の色が薄くなってきたら肥料が足りない場合も。ただし肥料が多すぎても品質低下を招く恐れがあります。
  • 花がしぼんだらこまめにカットしましょう。茎を残さずガクの元から取るのがポイント。そのままにしておくと新しい花がつきにくくなるだけでなく、病気の発生源にもなります。

【花の特徴】

「パンジー」「ビオラ」
秋から春まで長期間咲く、品種が多い花です。日当たり・排水が良ければ土質は特に選びません。初心者向け。一年草。
「ガザニア」
暑さに強い植物ですが、湿度に弱いので梅雨時は注意が必要。日が当たると花が開く性質が。本来は宿根草ですが、日本では一年草として扱われます。
「ニチニチソウ」
暑さに強く夏の花壇に欠かせません。肥料は薄めに。窒素が多い肥料を使うと花付きが悪くなるので要注意。一年草。
「ガーベラ」
主に春と秋に開花。日当たりのある場所を好む植物です。品種が多く色や形のバリエーションも豊富です。冬に上部は枯れますが、春にはまた芽を出す宿根草。

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