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夏「茄子」

奈良時代には日本に伝わっていたとういう「茄子」。淡泊な味わいが日本人の嗜好に合ったせいか、すでに江戸時代から促成栽培が始められたとか。独特の紫色も馴染み深く、『茄子紺』と呼ばれる日本の伝統色は、今でも着物やのれんなどに使われています。

「茄子」はキッチンの優等生。煮る、焼く、蒸す、炒める、揚げる、そのまま漬け物に、などなど、バラエティ豊かな調理方法が魅力です。切ると水分が蒸発して変色してしまうので、水にさらす、切り口にごま油を塗る、油で調理するなどひと手間を。風味をそこなわずおいしくいただけます。

豊橋市では明治末期に栽培が始まり、現在ではハウスによる促成栽培を中心として、露地ものも生産されています。このエリアの主力商品は、皮も果肉も柔らかく、どんな料理にも相性のよい「千両なす」ですが、『食彩村』では他にも「天狗なす」「長なす」「福良なす」など、さまざまな種類が店頭に並びます。漬け物用のお値打ち商品もアリ。ぜひチェックしてみてください。

一富士二鷹三茄子

縁起の良い初夢を順に並べた江戸時代からのことわざ「一富士二鷹三茄子(なすび)」。3番目になぜ茄子が?『大願を成す(なす)』のかけ言葉という説や、徳川家康の好きな『初物の茄子』にちなんだという説などが伝えられています。

【栄養価】

カリウム、カルシウム、ビタミン類

【効用】

ほとんどが水分で、体を冷やす作用がある「茄子」。昔からのぼせやほてりに食べると良いと言われてきました。皮の紫色は、ナスニンとアントシアニンという色素で、ポリフェノールの一種です。ポリフェノールには抗酸化作用があり、血液サラサラ効果が期待されています。

【見分け方】

皮にツヤと張りがあり、紫色の濃いものを選びましょう。ヘタ部分が鋭く、トゲがとがっているほど新鮮です。ずっしりとした重量感のあるものがおすすめ。

【保存方法】

水分が蒸発しないように、1個ずつラップにくるんで冷蔵庫の野菜室へ。冷やしすぎは禁物です。5℃以下にならないように調整を。冷蔵庫に入れるとかたくなって風味が落ちるので、早めに食べましょう。

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