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次郎柿

秋「次郎柿」

四角く平べったい独特の形をした次郎柿。富有柿や渋柿に比べて果肉がしっかりとし、やや堅めで歯ごたえがあるのが特徴で、歯で味わう柿といえます。

豊橋市での次郎柿の栽培は、大正元年に苗木を導入したのが始まりと言われ、以来100年近く栽培が続けられてきました。栽培に適した気象状況や立地条件を備えていたことから、豊橋市は日本一の次郎柿生産地に。今や豊橋を代表する果物となっています。

秋が深まってくると、豊橋市北部の街道沿いには、赤く色づいた実をたわわに付けた柿の木畑がそこここに見られます。まさに“里の秋”というイメージの風景が広がります。

ひとつひとつに丹精込めて育てられる次郎柿。葉25枚につき実1個の割合になるように、余分な葉や実を取り除いていきます。こうして収穫される次郎柿には、深みのある甘さと栄養分がギュッと凝縮されているのです。

次郎柿

次郎吉さんから名付けられた「次郎柿」

「次郎柿」の名前の由来は、やはり人名から。幕末の頃、静岡県森町に住む次郎吉さんが発見したことから名付けられたと伝えられています。最初は味が悪く誰も見向きもしなかったそうですが、一度火事で焼けた木が数年後に再び実を結んだところ、とても美味しい柿が出来たのだそうです。

【栄養価】

ビタミンC、カロチン、タンニン、食物繊維など

【効用】

「柿が赤くなると医者が青くなる」と言い伝えられるほど栄養豊富な柿。風邪をひきやすくなるこれからの季節、ビタミンCやカロチン補給にぴったりです。また、柿は二日酔いにも効果が。解毒作用のあるタンニンがアルコールの排出を助け、カリウムが利尿作用を促進します。

【見分け方】

全体に色がまわっていて、つやとはりがあるものがおすすめです。ヘタがイキイキしているものを選びましょう。表面の白い粉は柿の品質を保護してくれる天然の膜。おいしい柿の印です。

【保存方法】

水分の蒸発を防ぐため、冷暗所で保存。7日程度は十分にもちます。表面の固さが少しゆるんだら食べ頃。次郎柿の特徴であるシャキッとした歯ごたえをお楽しみください。

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