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冬「かぶ」

クセのないやさしい味わいで、さまざまな料理に利用できる「かぶ」。お正月明けにいただく七草がゆに入れる“春の七草”のひとつ「すずな」としてもお馴染みの食材です。『あぐりパーク食彩村』では、通常の「かぶ」と「小かぶ」が出荷されます。

「かぶ」の歴史はたいへん古く、中国では二千年前から食べられていて、嘘か誠か“三国志”に登場する諸葛孔明の大好物だった?といったエピソードも残っているほど。日本では奈良時代に成立した“日本書紀”に「蕪」の文字が登場しているそうです。

旬の「かぶ」は甘みがあるので、そのまま生でサラダや和え物にするのもおすすめ。食感が気になる場合は皮をむいて薄切りにすればOK。漬物、酢の物、洋風のピクルスなど、ささっと作ることが出来て、もう一品欲しい時にも重宝しそうですね。葉にも栄養たっぷりなので、炒め物などで無駄なく使いましょう。

その他にも、煮物、焼き物、蒸し物、スープなど幅広くおいしくいただける「かぶ」。和風のあんかけなどはもちろん、洋風のポトフやクリーム煮などにも大活躍します。煮物にする場合は、皮を厚めにむいた方が食感よくやわらかく仕上がります。ただし、煮崩れしやすいので、ゆっくり加熱するようにしてくださいね。

天下分け目の・・・品種の境界線

歴史が古い食材だけあって、全国にさまざまな在来種が生まれた「かぶ」。東日本ではヨーロッパから伝わった西洋品種が、西日本には突然変異種と言われる和品種が多く栽培されています。その境界線は関ヶ原あたり。“かぶらライン”と呼ばれているのだそうです。

【栄養価】

カリウム、ビタミンC、食物繊維、アミラーゼ、βカロテンなど。

【効用】

根(胚軸)にはカリウムやビタミンC、葉にはβカロテンやカルシウムを豊富に含みます。根の部分に含まれるアミラーゼはデンプンを分解する消化酵素で、胸焼けや胃もたれを解消する効果が。ただしアミラーゼは熱に弱いので、漬物やかぶおろしなど生食がおすすめです。

【見分け方】

葉の緑色があざやかで、みずみずしいのが新鮮さの目安。根の部分は、皮にツヤとハリがあって、形が丸く整っているものがおすすめです。ひび割れやヒゲ根が少ないこともチェックポイント。手に持った時に重みのあるものを選びましょう。

【保存方法】

葉は根の水分を奪ってしまうので、葉と根を切り分けて別々に保存します。根の部分はビニール袋に入れ冷蔵庫の野菜室へ。葉は湿らせたキッチンペーパーなどに包んでからビニール袋に入れて野菜室で保存しますが、日持ちがしないので早めにいただきましょう。使いやすい大きさにカットして冷凍保存も。

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