旬のおすすめSEASONAL SPECIAL
「かぶ」の歴史はたいへん古く、中国では二千年前から食べられていて、嘘か誠か“三国志”に登場する諸葛孔明の大好物だった?といったエピソードも残っているほど。日本では奈良時代に成立した“日本書紀”に「蕪」の文字が登場しているそうです。
旬の「かぶ」は甘みがあるので、そのまま生でサラダや和え物にするのもおすすめ。食感が気になる場合は皮をむいて薄切りにすればOK。漬物、酢の物、洋風のピクルスなど、ささっと作ることが出来て、もう一品欲しい時にも重宝しそうですね。葉にも栄養たっぷりなので、炒め物などで無駄なく使いましょう。
カリウム、ビタミンC、食物繊維、アミラーゼ、βカロテンなど。
根(胚軸)にはカリウムやビタミンC、葉にはβカロテンやカルシウムを豊富に含みます。根の部分に含まれるアミラーゼはデンプンを分解する消化酵素で、胸焼けや胃もたれを解消する効果が。ただしアミラーゼは熱に弱いので、漬物やかぶおろしなど生食がおすすめです。
葉の緑色があざやかで、みずみずしいのが新鮮さの目安。根の部分は、皮にツヤとハリがあって、形が丸く整っているものがおすすめです。ひび割れやヒゲ根が少ないこともチェックポイント。手に持った時に重みのあるものを選びましょう。
葉は根の水分を奪ってしまうので、葉と根を切り分けて別々に保存します。根の部分はビニール袋に入れ冷蔵庫の野菜室へ。葉は湿らせたキッチンペーパーなどに包んでからビニール袋に入れて野菜室で保存しますが、日持ちがしないので早めにいただきましょう。使いやすい大きさにカットして冷凍保存も。