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秋「にんじん」

秋から冬にかけて旬を迎える「にんじん」。和食・洋食・中華など幅広い料理に使われ、栄養もとびきり豊富。調理方法も多彩で、生のまま、炒める、煮る、揚げる、和えるなどなど、毎日の食卓で大活躍する私たちに欠かせない野菜です。

「にんじん」と言えば、何といっても豊富なβ-カロテン。英名のcarrot(キャロット)がカロテンという名称の由来となったほどです。β-カロテンは体内でビタミンAに変化し、皮膚や粘膜、喉や肺などの呼吸器系を守る働きがあると言われています。寒くなる季節の風邪予防にもぴったりな食材ですね。

β-カロテンは油に溶けやすいので、オリーブオイルやバターで炒めたり、油を使った献立と一緒に食べることで吸収率がアップします。サラダなど生で食べる場合でも、油を使ったドレッシングやマヨネーズなどと一緒にいただきましょう。

子供に限らずちょっと苦手・・・という方もいるかもしれませんが、最近はかなり食べやすくなっています。旬の「にんじん」は甘みも強くなります。すりおろしてカレーに入れたり、キャロットケーキなどのスイーツにすれば、さらに食べやすくなりそう。ぜひ「にんじん」パワーをいろいろなメニューに取り入れてくださいね。

根菜類で黄緑色野菜。唯一無二のパワーベジタブル。

土から掘り出すから根菜類?β-カロテンたっぷりの黄緑色野菜?実はどちらも正解。「にんじん」は、根菜類であり黄緑色野菜でもある野菜です。食欲をそそるオレンジ色はカロテンの色素。栄養がぎゅーっと詰まったしるしです。葉の部分も栄養価が高いので、天ぷらやおひたしなどに、ぜひ。

【栄養価】

β-カロテン、カルシウム、カリウム、食物繊維など。

【効用】

数ある黄緑色野菜の中でもβ-カロテンの多さはトップクラス。体内でビタミンAに変化し、免疫力を高め、風邪予防や皮膚や粘膜などを丈夫にする効果があると言われています。β-カロテンは皮の近くに多いので、皮は薄くむくのがおすすめ。油との相性が良く、炒め物や揚げ物などでいただくと吸収率が上がります。

【見分け方】

オレンジ色が濃くあざやかな「にんじん」はβ-カロテン豊富。表面にひび割れなどがなく、皮がなめらかでハリとツヤがあるものを選びましょう。茎の切り口の部分が小さい方が芯まで柔らかく味わいや食感が良いと言われます。葉の付いたものは葉先までいきいとして緑色のものがおすすめです。

【保存方法】

しっかり水分を拭き取ってから、キッチンペーパーに包みポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室に立てて保存しましょう。寒い季節は、新聞紙にくるんで冷暗所に置いてもOK。薄くスライスしたものを冷凍保存しておけば、必要な分だけ割ってそのまま料理に使えます。

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